女性にうれしい”発送できる”
次世代宅配ロッカー
2016年11月にヤマト運輸が労働基準監督署から未払い残業代に関する是正勧告を受けていた事実が発覚したことをきっかけに、さまざまなメディアで再配達問題と、ドライバーの過重労働についての問題が取り上げられてきました。
一連のニュースの中で、一人暮らしの女性や老人、子供などによる居留守も問題視されていましたが、業者を装っての強盗事件などもある中、非常に難しい問題です。
女性ならではの悩みも
特に女性の場合、ドアをあけることはいかに宅配便業者の方であっても、抵抗があるのではないでしょうか。すっぴんであったり部屋着だったりしていまは対面したくない……なんてこともありますよね。でも、だからといって受け取らないと、再配達になり、何度も繰り返すことになってしまう……。そんなときに便利なのが、宅配ロッカー。自分の代わりに荷物を受け取ってくれて、しかも、宅配業者さんにも迷惑をかけずに済みます。
進化する宅配ロッカー
このように再配達問題と女性の悩みを一気に解決してくれる宅配ロッカー。最近ではセキュリティーレベルも高く、高機能な宅配ロッカーが登場し、さらに便利になってきています。スマートフォンで管理できるIoT宅配ロッカーなどもあったりしますね。
中でもユニークなのが『ソコポス』です。郵便ポストを宅配ロッカーに内蔵して、ゆうパックの発送自動受付機能や書留郵便の受け取り機能を備えています。宅配ロッカーの登場で、受け取りは簡単になりつつありますが、これまで送る時にはポストを探したり、郵便局まで行ったりするなど手間がかかっていました。
『ソコポス』は集合住宅マンション内に郵便ポストを日本ではじめて導入設置し、配達と回収をワンストップで実現するというもの。同サービスはタカラレーベンの一部のマンション内に設置され、利用がはじまっています。
メルカリなど、スマートフォンにおけるフリマアプリなども普及し、個人が郵便や荷物を受け取るだけでなく、送ることも増えていることも考えると、こうしたちょっとしたアイデアで暮らしが便利になることを実感できるのはうれしいですね。私たちには驚きですが、これからの子ども達にとって、ポストはマンション内にあるもの、が当たり前になるのかもしれません。