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職場の人間関係、格上げのヒント

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「会社の人と何を話して良いか分からない」「もしかして意志の疎通が上手くできていないのかも……?」職場での人間関係に難しさを感じたことはありませんか? 今回は、データを参考にしながら気をつけるべき職場でのコミュニケーションについて考えていきます。付き合いかたのコツや良い人間関係を築けたエピソードなど、オフィスできっと役立つヒントが満載です!

8割以上が職場の人間関係に悩んでいる

職場の人間関係についての調査(※1)では「人間関係に難しさを感じたことがある」と回答した方は84%。女性に限った調査(※2)では、30代の90%が「ある」と答えています。その相手は「先輩」「同僚」「直属の上司」が多いようです。苦手な上司としては「威圧的に感じる」「気分に浮き沈みがある」「指示に一貫性がない」タイプが上位に挙がっています(※1)。

このような上司を持ったら、タイプ別に対処するのが得策かもしれません。例えば威圧的な指示をされたら必要以上にへりくだらないで冷静に対応したり、機嫌の差が激しい人や言動に一貫性がない人は、上手にやり過ごしたり。最初の印象と違って、仕事をしている内に本当は付き合いやすい人だったと思い直すこともあります。苦手意識を持たずに、根気強く意志の疎通を心がけることも大切かもしれません。上司との会話を冷静に振り返り、どういう対応を求めているか意識することから初めてみましょう。

コミュニケーションスキルを磨いて同僚とも円満に

年齢や立場が異なる人が集まる職場。その中に苦手な人がいることは珍しくはありません。また会社の利益を追求するビジネスの場なので、優劣を競い合うこともあるでしょう。同僚、後輩や非正規社員との関係では「不平不満が多い」「自分の意見や考えに固執する」「人柄が信頼できない」人に対して、ストレスを感じる人が多いようです。(※1)

解決策として「社内に自分の絶対的な味方になってくれる人を見つける」「客観的な意見は聞き入れて、主観的な意見は鵜呑みにはせずに、ストレスに感じ過ぎない程度に情報をコントロールする」「挨拶は必ず自分からして質問などを積極的にする。それでも関係性が改善されない場合は、上司に相談する」などが挙がっていました(※2)。主観的になり過ぎずに相手の価値観を理解する。コミュニケーションを積極的に取るなどがお悩み解決のヒントとなりそうです。

日頃から人付き合いで心がけていることは?

会社の人間は家族よりも一緒にいる時間が長いので、もし本来の自分を出せない環境だったらいつかは働くことが嫌になってしまいそうです。反対に信頼できる仲間であれば仕事のモチベーションも上がるでしょう。円滑な人間関係は、毎日のコミュニケーションから。人間関係を良くするために気を付けていることは「挨拶をかかさない」「できるだけ雑談する」「仕事のプロセスや結果を共有する」など。(※3)挨拶も進捗の報告も基本的なコミュニケーションですが、積み重なることで良好な関係性が築けるのかもしれません。

しかし仕事の合間にされる雑談は、一体何を話して良いのか分からないという方も多いのでは?「社内の人との雑談で盛り上がることは?」のアンケート(※4)では、男女ともに「食べ物」「時事ネタ」「テレビ」「人間関係の話題」「旅行」「スポーツ」などが人気でした。「雑談力」は、ビジネスシーンでもプライベートでも重要な役割を持つようになりました。鉄板ネタをいくつか用意しておくといざという時に役立ちそうです。

職場ではどんな付き合い方が望ましい?

毎日会う存在だけれども、友人ではないのが会社の同僚。どこまで自分をさらけだして良いのか迷うことも少なくありません。職場での好ましい付き合い方については「自主的に同僚の仕事を助け合う」「仕事とプライベートをはっきり分ける」「コミュニケーションのための仕事中に多く雑談する」がトップ3を占めています。(※3)仕事上では積極的に協力するけれど、プライベートではほどほどの付き合いをする方が多いのかもしれませんね。

となると、職場の人にどこまで自分の情報をオープンにしているのでしょうか。職場の人に教えてもいいと思う(※5)のは「私用の携帯番号」「私用のメールアドレス」「LINE ID」でした。「私用の携帯番号」は、65%の方が教えても良いと回答。仕事で使うかもしれないので、OKと考えている人が多いのでしょう。注目すべきは「SNSのアカウント」を教えてもよいと答えたのが、4.4%だったこと。SNSはよりプライベートが露出するので慎重になっているようです。

今の職場が働きやすい理由は、人間関係が良好だから

多くの人が職場の人間関係に悩みつつも、仕事の上で助け合いコミュニケーションを取りながら快適な社会生活を送るよう努めています。現在の職場について「働きやすい」と回答した方は、73.4%でした(※6)その理由の多くは「人間関係が良好だから」。具体的には「直属の上司が話に耳を傾けてくれる人だから」「2、3年に1度異動があるため、人間関係がリセットされるから」とありました。やはり職場の居心地良さと人間関係は無関係ではいられません。ということは今の職場に息苦しさを感じていたとしても、人間関係が良好になれば自分が働きやすい環境になる可能性があります。働きやすさや職場での過ごしやすさは、自分次第。大切なのは、状況をよく理解して自分のコミュニケーションスキルを変えていくことかもしれません。

ビジネスシーンでは人間関係に悩むこともありますが、自分の行動がきっかけとなって事態が好転することもあります。仕事を共にする人たちと良い関係を築くことで、自分が望む仕事が実現するかもしれません。長い会社生活を快適に送るために、日頃から良好なコミュニケーションを心掛けたいですね。

(※1)1万人に聞く「職場の人間関係」意識調査 ―『エン転職』ユーザーアンケート―/エン・ジャパン株式会社
(※2)女性に聞く「職場の人間関係」意識調査 ―『エンウィメンズワーク』ユーザーアンケート―/エン・ジャパン株式会社
(※3)第23回 職場での人付き合いの現実はいかに? トラブルや悩みの対処はどうしてる??/日経キャリアNET
(※4)会話に困ったら……社内で盛り上がる、鉄板雑談ネタ/マイナビニュース/株式会社マイナビ
(※5)オープンな東京とクローズな大阪 見事に対照的な職場での人付き合い/at homeVOX/アットホーム株式会社
(※6)【調査】7割の社会人が、今の職場は「働きやすい」と回答!「働きやすい」職場とは?/オウチーノ